庭2.0の提案

庭2.0の提案

どうも馬鹿なんだけど色々と考えるのが好きな中川です。

「下手の横好き」ってことわざありますけど、効率よく頑張ると「好きこそ物の上手なれ」に変わると信じている色々と紙一重な僕です。
考えることが好きで、色々と考えているんですが、庭が面白くないなぁって感じていてどうすれば面白くなるのか考えています。ずーっと考えてはや10年以上過ぎました。前までは、もう造園業界に未来は無いんじゃないだろうかと思っていましたが、色々と試行錯誤してちょっと次の展開が見えてきました。「好きこそ物の上手なれ」は本当だったのか、「下手の横好き」で終わるのかをちょっと検証したくて、一度世の中に出してみようかと思います。

庭2.0って何ぞやって所からはじまると思いますが、最近のビジネス書の流行に乗ってみました。「2.0」は「バージョン2.0」って事です。

庭1.0 庭が主役
庭2.0 人が主役

と勝手に定義させていただきました。これだけだとちょっとわからないかと思いますので、簡単に説明させていただきます。バージョン1.0における庭とは、観賞用です。バージョン2.0では、人が主役で庭は演出舞台って感じです。もっと簡単な言葉にすると

庭1.0 庭「を」楽しむ
庭1.5 庭「も」楽しむ
庭2.0 庭「で」楽しむ

になるかと思います。最近盛んに言われている「モノからコト」に対応し庭をアップデートさせる為の概念です。
高度成長期においての庭とは、成功の象徴であり目指すべきゴールでした。巨人大鵬卵焼きとかの大きな物語が生きていた時代ですよね。バブル期を経て住宅事情の変化もあり、イングリッシュガーデンが流行するなど現代は多様化した時代になりました。大きな物語が終焉し、多様化した時代はバージョン1.5といったところです。ですが、多様化した時代においては、すべての価値観が相対化します。日本庭園のライバルは、イングリッシュガーデンって構図がありましたが、今や庭の最大のライバルはスマホです。本当のところは、ライバルですらなく圧倒的敗北している状態なんですが、、、。バージョン1.0の時は、人生において庭は必需品でしたが、バージョン1.5では人生の付属品になりました。あったほうがいいけど、お金や場所の余裕が無ければ無くていい程度の位置づけです。スマホは、時間もお金も欲望も奪っていきます。庭に割くリソースをかなり奪っていく存在なんです。昔はパチンコだったんですけどね。
不景気で先行きも見えない現状では、バージョン1.5の状態ではコアな庭好きか金持ちしか顧客になってくれません。庭がニッチな存在になります。再び人生の必需品になることは無いでしょう。一生に一度の買い物である庭は、高速で変化する現代において時代遅れの産物になりやすいのも痛い所です。

そこで僕が提唱するのが、庭を舞台しにた人が主役の物語を創造です。
人生を幸福に過ごすための重要な要素として庭を組み込むことで、新しいポジションを獲得することが出来ます。たとえば、個人宅なら「家族と共に成長する庭」として、子育てから老後まで人生を楽しめる場所としての舞台を庭が担えばいいと考えてます。将来的には庭を提案するときは、庭の参考写真を持っていくのではなく人生のカタログみたいな物を持っていって、タイプAの人生を歩みたいのであれば、こんなタイプの庭がオススメですよ!みたいな打合せに変えていけばいいのではないかと考えています。今現在の僕の打合せでも、ライフスタイルや将来の計画なんか詳しく聞くことは多いです。これからは、もっと重要になっていきます。

この提案は目新しいことではなく、本来の庭は権力者のわがままで作られたものです。権力者が主役だったんです。
厳密に定義するなら、庭1.0が人主役で、庭2.0が職人が主役になります。なんで適当に考えておいてください!
貴族層が暇つぶしに庭を作っただけの話なんです。産業革命から豊かになった一般層が庭を作るようになったのですが、金を持っていても貴族とは違い、文化的な蓄積がありません。なんで、庭を作るときには造園業者に頼ることになります。だから近現代の庭は、造園業者主体の庭=庭が主役の構図になったんです。
これからの世界を考えると、AIとロボットによって人はローマ人のように楽しむことが重要になってきます。一般層であっても、数多くの奴隷によって成り立っていた貴族のような生活になるでしょう。これからの造園業者のあるべき姿は、庭遊びの達人として文化的なリーダーになる必要があり、顧客が人生を謳歌するための師匠であり裏方でしょう。

庭の進化
今現在僕が個人的に提唱しているのが、「庭でキャンプ道具を使って楽しむ庭キャン」と「雑木の庭+遊び=森の庭」の2つを押しています。
キャンプは好きだけど庭に興味が無い人は一定数います。この人たちは、庭に親和性が高いですがすれ違っているだけなので、庭をキャンプの舞台として活用していこうよ!って提案です。庭好き以外を庭園文化に取り込んでくることで、庭の新しい庭の活用方を広げたり領域の拡大を狙えます。
森の庭では、最近流行している雑木の庭様式ですが、ただの見た目だけの話なんでそこに遊びを付け加えてやることで、人を中心にした庭園文化へとアップグレードしようという考えです。そして、森の庭は庭キャンするのにちょうどいい舞台になります。

とまぁまだ荒削りで、正解だろうとは言えませんが今後の活動を通じ修正を加えていきますね。

とまぁ、庭2.0へとアップグレードさせる為にいろいろと考えてはいますが、皆様のご意見などありましたらどこからでもいいのでご意見ください。