いい庭ってなに?

いい庭ってなに?

どうも、夜な夜な庭の可能性ってなんだろうって考えてる中川です。
そうなんです、僕は一応真面目に庭師として庭のこと真面目に考えています。今日はそんな真面目なことをつらつらと書いていきたいと思いますので、めんどくさいのが嫌な人は次の記事に飛んでください!(断言)

いい庭って何?
日本庭園がいいものなの?
そもそも庭ってなんなの?
いろんな疑問があるかと思いますが、庭の成り立ちからどうやっていい庭を見分けるのかなどを語って行きたいとおもいます。

そもそも庭とは、本能的に素敵な自分の縄張りが欲しいと感じる所が始まりです。いい場所を確保したら、次は豪華な家、次は外回りも豪華にする→庭って感じて発生したものなんです。元々は権力の象徴でもあったわけですが、社会が豊かになったことと、重機などの登場により作るコストが大幅に下がったことによって一気に普及しました。
そうなんです。庭は、本能が欲しがっているんです。
素敵な縄張りを所有することに、多くの生き物は多大なコストを払います。時には命懸けってのもあるくらいです。でも、人間は作ることができる生き物なんです。何にもない場所でも素敵な場所にする事ができる。その創意工夫が庭になったんです。

庭の成り立ちはわかったけど、どんな庭がいい庭なのさ?って疑問があるかと思います。ずばりその答えは、色々あるから一言で言えない!
中世期までなら、あそこの庭が最高傑作だから、似ていればいい庭って感覚でした。文化圏ごとに絶対的な価値基準がある状態ですね。でも現代になると、あれもいいこれもいいって状態になってます。ちょっと難しく説明すると、価値基準が輸入されたり、新しい基準が発明されたり、そもそも判断する社会がすさまじい速度で変化するような状態では、絶対的な基準は存在せずに相対的な価値判断をするようになるんです。だからあれもこれもって状態になります。

ってことで、あれもいいこれもいいでは何がいい庭なのか結局わからないって結論になってしまいます。でも安心してください!もっと簡単にいい庭かどうかを判断する基準があるんです。それは「自分がいい気分になる」って事です。そもそもの庭は、素敵な場所が欲しいってところが始まりでした。だから、素敵な気分になれるものがいいものなんです。例えるなら、モミジが綺麗な日本庭園で抹茶を飲むとおいしく感じるし、バラ園で飲む紅茶はおいしいです。その場所であったり、その雰囲気や物語を素敵にしてくれるものがいい庭なんです。いい庭の判断は、他人が決める物ではなく自分が決める物なんです。

ここで発生する次なる問題は、ある程度の勉強や経験を積まないと良し悪しがわからないって事なんです。でもこれはずーっと付きまとう問題なんです。いい庭を求めて旅をしたり勉強すれば、いい庭を見極める目が養われます。でも、追求すればするほど奥が深いし、別の路線の美もあります。これこそ究極だ!って思う時は、追求する事を止めた時なんです。もう満足したから他はいらないって状態です。言い換えるなら安住の地を手に入れたって事です。

長くなったんでいったん話をまとめると、いい庭ってのは自分が満足できる庭って事です。でも、どんな庭で満足できるのかわからないって人は、勉強が必要なんです。困ったことがあればお近くの植木屋さんに相談してみよう!