
オシャレって大事です。
でも、オシャレすることが目的じゃありません。
服でも、オシャレするのはモテたい!とかしっかりした人に見られたいとかモテたい!とかが目的だと思います。
庭の設計をしてると、見た目のよさに惹かれてしまう時があります。
難しい事があるとオシャレ感を出して逃げたくなる時があります。
基本は全部「逃げ」だと考えています。
デザインの世界には、「機能美」って言葉があります。機能を追及したら美しくなるって考え方です。
本当は、設計者の美意識に依存してるんですけどね。
場所とか機能とか予算とか色々な条件を満たしつつ、お客様に喜んでいただける庭を設計するって大変です。
お客さまのしあわせってなんだろう、って考えることは難しいです。
しかも、数多い制約の中で実現にまでもっていくのは更に難しい。
そんな時に、表面的なオシャレで逃げてしまえって悪魔のささやきが聞こえてくることがあります。
最近流行のアイテムを置けばいいんじゃね
山採りのアオダモ植えたらいいんじゃね
逃げる手段は、星の数ほどあります。
でも、表面だけを追っかけた設計では駄目ですね。
お客さんの心に響かない。
プラン自体に魅力が無いし、うまくプレゼンも出来ない。
ぎりぎりのところで悩んで悩んで悩んだ結果、突然すべてを解決するアイデアが降りてくる。
今まで山のようにあった問題が、たった一手ですべて解決できる神のアイデアです。
その瞬間は、かなり興奮します。