道具紹介 ハサミ編

道具紹介 ハサミ編

庭師の道具紹介です。
今回は剪定ハサミです。
よくお客様にそのハサミよく切れるねぇと、お声がけしていただきます。枝を切るためには色々とコツが必要ですが、道具選びも大切です。私は、主に3種類のハサミを使い分けています。

人によって考え方が違うので最高のハサミってのは無いのですが、細やかな作業が得意な芽切りハサミを2種と太い枝が得意なオカツネの剪定ハサミ180mmを使っています。

芽切りハサミ 片刃と両刃

同じ芽切りハサミでも、両刃は切り口も綺麗で繊細な作業に向いており、片刃は20mm程度の枝でも補助してやれば切ることが出来ます。芽切りハサミの長所は、刃先が細く狭い所にも刃が届き根元から切ることができます。枝の根元が残ると、荒い印象の樹形になり、さらに枯れ枝を包み込むようにこぶが出来上がるので、更に見た目の悪い木になってしまいます。

軽く小さいので手になじみやすく作業性も高い芽切りハサミですが、弱点は非常に非力で太い枝を切ることが出来ないことと、剛性が弱く壊れたり研ぐとすぐに短くなってしまったり耐久性が劣ります。そこで私は、職人が皆使っているであろう赤白ハンドルが目印の岡垣の剪定ハサミを組合わせて使っています。

オカツネの剪定ばさみ

切れ味や耐久性や入手難易度を踏まえ、私は最強のハサミだと思います。個人の方で剪定用にハサミを買うなら、絶対このハサミをオススメします。240mmとか巨大なサイズもありますが、一番小さなサイズの180mmがいいかと思います。大きなサイズだと、枝を挟んだ時に角度がつきすぎて握れなくなるので逆に切れなくなりますT-T。私は、かなり手が大きく握力があるほうですが240mmは使いません。

使用割合としては、片刃の芽切りハサミ70%両刃芽切りハサミ20%岡垣剪定ハサミ10%です。岡垣をあれだけ押していたのにほぼ使っていません。日本庭園の剪定をしていると上記の割合になることが多いです。ですが、最近流行の雑木の庭の木や放置され枝が太くなった木などの剪定は、ほぼ岡垣のみで切っています。松は芽切りハサミのみです。

色々と書いてきましたが、写真に撮るんだから砥いだ状態で撮影すればよかったと今頃気づきました。ハサミに関してはまだまだお話したいことがありますので、次のハサミの記事を書くときには砥ぎについて書こうかと思います。それでは皆様よいガーデンライフを!